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Social DESIGN(準備中)

社会をどうデザインするか

国際経営の最前線で

最近、社外取締役として経営参加する機会が増加。私の専門も、法学、次が経済学、工学と多岐にわたり、東大工学部時代は、経営と技術、企業価値計算、都市インフラなどを研究しました。社会は、テレワーク、AI、非正規雇用の増大と、人・モノ・情報の流動性が高まり、マルティ分野で蓄積した知識がけっこう役に立ちます。日本の経営問題は、先端技術の動きにガバナンスが追い付かないこと。それと感性や文化教養などので、メンタルを引き上げる力が弱いこと。最近は、コロナの影響もあって、自然派のライフスタイルを紹介する動画が増大中。ブランドやマーケティングなどに加えて、感性軸をどう加えるか、というあたりが経営デザインの新しいテーマになっているように思います。

今後、デザイン、感性の二つを加えて経営デザインについて、すこしずつ紹介していきます。

以下は、自己紹介的な情報です。

①フランス留学時代

②ヨーロッパの都市ンフラ開発

③企業価値

タイトルをクリックすると一部の資料が出てきます

①フランス留学時代(30代)

留学時代の専門は、ヨーロッパ経済学。日本では欧米の経済学が主流なので、きわめてマイナーな学問。フランス、ドイツ、イタリアの経済理論をフランス語で勉強した。当時は、パリ5区、カルティエ・ラタン=パンテオン界隈にいた。留学先のパリ大学も、応用数理経済学研究所もこのあたりにあった。

留学時は「構造」主義が花盛りで、経済研究も構造主義思想の影響を受けた。この思想は、経済現象を一つの「装置」としてとらえ、経済は生き物のように変化するが、組織は「動かない」という不可逆性に直面する。これを分析するため、イリヤ・プリゴジンの「不可逆性」「非平衡過程」散逸構造」などを活用した。難解な理論ですが、熱力学と経済学を行ったり来たりするので、頭脳が柔らくなります。

②ヨーロッパの都市開発 経済学から工学分野に関心が移った頃(40代)
ヨーロッパの都市はなぜ美しいのだろう、という疑問をもち、ヨーロッパ中の都市研究をパリで開始。調べてみると、日本の都市開発の考え方との差は歴然。

ア.ヨーロッパの人たちは、思想的には個人主義だが、都市の成り立ちは公共性が第一。

イ. 都市の開発は、官民連携型が主で、インフラ投資も民間中心。

ウ. 美観など、個人の所有でない資産も都市のコントロールの内。

フランスの土木・建築のエリート校だったポンぜショセ校の国際経営大学院で専門家ともコラボができて、本も数冊まとめた。東京大学の工学部助教授に転身したきっかけになったのは、これらの経験。著作を参考「都市政策」日本経済評論社。「公共インフラの制度設計」(NTT出版)、「都市デザイン」(NTT出版)など。病院を中心とする都市開発は(メディスクエア)。

​③企業価値評価から、経営参加へ(50代)

東大工学部の助教授時代は経済学の講義を受け持ち、その後「技術経営」学科の講義を受け持った。以来、企業経営や研究開発に関心を持ち、社外取締役やアドバイザーなど企業からの依頼仕事が増えた。資生堂、テルモ、住友商事、住友生命、東芝中央研究所、などのトップ経営陣と仕事をした。日経新聞紙上で取り上げられたので、その記事の抜粋を載せておく。

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パリ5区の様子

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音楽と経営の接点

音楽もデジタル化の波が押し寄せ、AIで作った音楽なども登場。即興の演奏を聴く機会は激減している。そんなとき、あるドイツ在住のピアニストが、瞬間瞬間のあふれ出る感情を舞台で演奏するのが音楽の本質と語っていた。同じ楽譜でも、違った解釈と感情があふれ出てくるので、同じにはならない。繰り返しを嫌う。これ、経営も同じ。昨日とは違うことを試してみる。そこに新鮮な驚きや、新しいアイデアが生まれる。人間は、同じことの繰り返しはできないのだから、経営も常に刷新を続けるのが自然な流れ、かと思う。

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